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開発者が使うべきKubernetesのセキュリティツール5選
Kubernetesのセキュリティは、クラウドネイティブセキュリティの4C(クラウド、クラスタ、コンテナ、コード)をベースにしています。基盤となる物理インフラは、クラウドにおけるKubernetesセキュリティの基盤として機能します。したがって、誰かがデータセンターでクラスタをデプロイまたは構築する場合、Kubernetesセキュリティのベストプラクティスをすべて遵守する必要があります。
ここでいう「クラスタ」とは、クラスタの一部であるAPIや他のアプリなど、コンフィギュア可能なコンポーネントのことである。当然ながら、これらのサービスは適切なセキュリティ慣行に従って確立されなければならないことを意味します。
コンテナは、複数のパッケージに依存しない、余分なライブラリや関数を削除して最小限のコードベースを維持するなど、ベスト・デザイン・プラクティスを活用して構築する必要があります。
アプリケーションのコードは、Kubernetes環境における重要な攻撃対象です。そのため、強力なTCPポリシーを実装し、未使用のポートをエクスポーズしないようにしたり、アセスメントを行うなどして、環境を安全に保つ必要があります。
Kubernetesはマイクロサービスを運用しているため、様々な脆弱性が存在する可能性があります。例として、間違ったイメージやコンフィギュレーションのミスが挙げられます。すべてのアプリケーションと同様に、これらの脆弱性はユーザーにとって脅威となり得ます。また、コンテナのコンフィギュレーションにさまざまな脆弱性があるため、何らかの攻撃によってAPIなどがエクスポーズされ、コンテナへのルートアクセスが可能になる可能性もあります。
Kubernetesのセキュリティをアセスメントするためのツール
現在では、Kubernetesのインストールを監査・監視するためのツールが数多く存在しています。これらのツールは、コーディングとコンフィギュレーションルールの可視化を支援しています。また、デジタル証明書もあり、信頼性を確保しています。そのため、企業は自信を持ってこれらのツールを購入することができます。Kubernetesを監視・評価するためのツールをいくつか見ていきましょう。
ARMO
ARMOのKubescapeは、セキュリティアセスメントに加え、コンプライアンスアセスメントも行っています。実行中のクラスタのYAMLファイルを調査し、CI/CDパイプラインの初…