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複数のPrometheusデータソースを持つ1つのGrafanaダッシュボード(前半)
この記事では、PrometheusとGrafanaの使い方をデモンストレーションします。長い記事なので前半と後半の2つに分けてお送りします。今回は前半です。
<要約>
前半
1. 複数のPrometheusリソースからのデータを提示する1台のGrafanaサーバー。
2. 各ダッシュボードには、選択された Prometheus データソースのみが表示されます(コンフィギュアされたすべてのデータソースがすべてのダッシュボードに関連するわけではありません)。
後半
3. ダッシュボードの内容に応じて、各データソースから関連するデータのみを表示します。(例えば、ダッシュボードパネルがサーバごとに異なるマウント要件を持つ1つのストレージマウントを提示する場合)。
4. ニーズに合わせた便利なダッシュボード
- ホスト/VMリソース(CPU、RAM、ストレージ、I/O、ネットワーク)。
- Docker Containers (コンテナごとのリソース使用量)。
次回はJenkinsとJVMをPrometheusとGrafanaで監視する方法を紹介します。乞うご期待!
- Jenkinsのビルド(合計、成功、不安定、失敗、キューなど)。
- Jenkins JVM (パフォーマンス分析のためのメモリとGCの統計)。
メモ:
このソリューションは、私の社内プロジェクトの要件に従って実装されました。これは最善の方法ではないかもしれませんが、あなたもPrometheus Federationのようなソリューションを検討してみてはいかがでしょうか。
必要条件:
- Prometheus、Grafana、Docker、Docker-composeの基礎知識
- Docker とDocker-compose のインストール
手っ取り早く始めるには、dockprom のdocker-composeを使うといいでしょう。これを使えば、PrometheusとGrafanaが必要とするすべてのものをすぐにセットアップできます(オプション)。
dockprom のインストール:
git clone https://github.com/stefanprodan/dockpromcd dockpromADMIN_USER=adminADMIN_PASSWORD=admin