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コンテナとAzure Kubernetes Service(AKS)の入門
この記事では、コンテナ型アプリケーションの管理、スケーリング、デプロイを自動化するためにAKSがどのように利用できるかを、事例やベストプラクティスを掘り下げながら説明していこうと思います。この連載では、AKS を使ってコンテナ型アプリケーションの管理、スケーリング、デプロイを自動化する方法を説明し、その過程で例やベストプラクティスを掘り下げて説明していきます。
まず最初に、基本的なこと、「知っておくべきこと」を概説します。
この記事では、私が強くお勧めする書籍「‘Hands-on Kubernetes on Azure」に掲載されている内容を中心に解説していきます。
知っておくべき事!
以下のポイントは、Docker、Microservices、Kubernetes、AKSの基本をカバーするものです。こういった単語を知ることで、あなたが理解する必要がある用語と概念を理解できるようになります。
- コンテナとは、あらゆるプラットフォーム上でソフトウェアを実行できるようにするパッケージングの方法です。
- Dockerは、コンテナを作成し実行するための最も一般的な方法です。
- DockerのコアテクノロジーとKubernetesは、オープンソースのプロジェクトです。
- Kubernetesは、コンテナオーケストレーションのリーディングスタンダードです。
- コンテナオーケストレーターは、多数のマシン上で多数のコンテナを実行、デプロイ、スケールするために必要なタスクを自動化します。コンテナを適切なマシンで実行するようスケジュールし、監視やフェイルオーバーも行います。
- マイクロサービスでは、小さなサービスの集合体からアプリケーションを構築することができます。このアーキテクチャーのスタイルにより、コンテナとKubernetesの普及が可能になりました。
- マイクロサービスベースのアプリケーションでは、個々のサービスが1つの機能のみを提供します。各サービスは、他のサービスから独立しています。それらは独立してテストされ、リリースされ、デプロイされます。需要の増減に応じて、独立してスケーリングすることができます。各サービスは独立してバージョン管理されます。独立しているため、異なる言語で開発することができるのです。
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