Member-only story
PrometheusとGrafanaによるKubernetesコストモニタリング(後半)
PrometheusとGrafanaによるKubernetesコストモニタリングに関する記事です。長い記事なので、前半と後半の2つに分けて投稿いたします。今回は後半です。
デフォルトでは、これらのPodに対してイングレスはコンフィギュアされていませんが、すぐに使い始めるために、kubectlを実行しているマシンからトラフィックをポートフォワーディングすることで、Podにアクセスすることができるようになります。Grafanaの場合は3000番、Prometheusの場合は9090番をポートフォワーディングする必要があります。これは以下のコマンドで行うことができます(長寿命なので、別々の*ターミナルペイン/ウィンドウで実行する必要があります)。
kubectl port-forward <prometheus-pod> 9090 --address=0.0.0.0kubectl port-forward <grafana-pod> 3000 --address=0.0.0.0
これら2つのコマンドを実行すると、kubectlクライアントマシンで関連するポートにナビゲートすることで、PrometheusとGrafanaにアクセスできるようになります。これはちょっと実験的な目的で実行するのは問題ありませんが、長期的なデプロイメントでは、適切なイングレスを使用してこれらのサービスを公開するのが良いでしょう。
kubectlクライアントマシンのポート9090にナビゲートすると、PrometheusのWebインターフェイスが表示されるはずです。上部のナビメニューから、status > TSDB statusを選択します。このページでは、PrometheusのDB内に保存されているデータの概要を確認することができる。Prometheusのコンフィグレーションが間違っていると、ここにデータがない可能性が高いため、期待通りに動作しているかを素早く確認するのに適しています。うまくいっていれば、このようにすぐにかなり多くのデータが入力されるようになります。
次に、ポート3000にナビゲートすると、ブラウザにGrafanaのログイン画面が表示されるはずです。上記のようにインストールした場合、デフォルトのユーザー名とパスワードは「admin」と「prom-operator」になっているはずです。
kube-prometheus-stack には、Grafana インスタンスにいくつかの事前にコンフィギュアされたダッシュボードが含まれており、すぐにクラスタに関するかなり多くの詳細情報を見ることができるので、これは嬉しいボーナスです。ログイン後、左側のメニューから、Dashboards > Manage を選択すると、事前コンフィギュア済みのダッシュボードが表示されます。