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Kubernetesの裏技:バックアップとリストア Etcd(後半)
バックアップとリストア Etcdについての記事です。長い記事なので前半と後半の2回に分けてお送りします。今回が後ろ半です。2つ目のクラスタの生成、Backup Etcd、Restore Etcdについて説明します。
第二のクラスターの作成
新しいクラスタを作成するには、最初のクラスタの場合と同じ手順で行います。
・クラウド・プロバイダ上で1つのVMを実行します。
・その上にDockerをインストールする
・クラスタコンフィグレーションファイルを作成するために RKE config を実行してください (最初のクラスタに使用されたものを上書きするために新しいフォルダを必ず使用するようにしてください!)
・RKEを実行してクラスタをセットアップします。
プロセスの最後に、新しい kubeconfig ファイルを取得します。これで、2 番目のクラスタが稼働していることと、その上でワークロードが (まだ)実行されていないことを確認できます。
~/kube2 $ export KUBECONFIG=$PWD/kube_config_cluster.yml~/kube2 $ kubectl get podNo resources found in default namespace.
これで2つのクラスタができました。
• これをkube1とkube2と呼びましょう。
• それぞれのクラスタには、Control Plane, etcdとして動作する単一のノードと、ワーカーノードが同時に配置されています。
• ここでは、kube1にダミーのワークロードをデプロイし、kube2には何もデプロイしていません。
次のステップでは、最初のクラスタからetcdをバックアップします。
Backup Etcd
RKE があればetcd のバックアップが非常にできます。rke etcd snapshot-save コマンドはプロセス全体を処理し、クラスタの各 etcd ノード (この例では 1 つのノードのみ) にバックアップ (zip ファイルとして) を作成します。
最初のクラスタの kubeconfig ファイルを含むフォルダからこのコマンドを実行します。
$ rke etcd snapshot-save --name snapshotINFO[0000] Running RKE version: v1.1.2INFO[0000] Starting saving…