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Kubernetes 1.24:知っておくべきこと

gavin.zhou
11 min readNov 16, 2022

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2022年最初のKubernetesリリースが、5月3日にリリースされました。新リリースであるバージョン1.24は、機能強化、新機能も追加されていますが、バグフィックスもたくさんあります。

Kubernetesリソースの調整、インフラのアップデート、新バージョンへの移行をスムーズに行えるように、この記事を書きました。また、相互に関連するトピックに一度に集中できるように、変更点をそれぞれの Special Interest Groups (SIG:ある特定のテーマやジャンルについて興味を持つ者どうしが集まって意見交換や情報提供が行われるグループ) としてグループ分けしました。

Auth SIG

Auth SIGはKubernetes APIのコントロールとアクセスを担っていて、今度のリリースではkubectl create tokenという重要な新機能が追加されています。以前は、生成されたサービスアカウントトークンをkubectlコマンドでスクレイピングする必要があり、以下のようなものでした。

kubectl get secret " $(kubectl get serviceaccount default -o jsonpath='{.secrets[0].name}') " .

1.24リリースでは、トークンの作成と取得が簡単にできるようになりました。自動化スクリプトやCI/CDパイプラインで新しいコマンドを使用することがより実用的になりました。

Cloud Provider SIG

Cloud Provider SIGは、拡張機能またはアドオンとしてクラウドプロバイダーのインテグレーションを開発・維持することに焦点を当てています。 Add-ons は、Kubernetesと連携して新しい機能を追加するエクステンションです。クラスタアドミニストレーターは、クラスタアドオンをKubernetesクラスタにコンフィギュアしてインストールします。1.24のリリースでは、Kubernetesダッシュボード用のクラスターアドオンが削除されました。Kubernetesクラスタを作成し、ダッシュボードアドオンをインストールする場合、スクリプトとツールを修正する必要があります。1.24のリリースでは、ユーザーガイドに従ってKubernetesダッシュボードをインストールした方がいいでしょう。

Cluster Lifecycle SIG

Cluster Lifecycle…

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