Kubernetesトラブルシューティングガイド-part2

Kubernetesはコンテナ化されたアプリケーションを管理するための強力なプラットフォームですが、Kubernetesクラスタで発生する問題のトラブルシューティングは困難な場合があります。この記事では、一般的な問題やトラブルシューティングの戦略について説明します。

今回はKubernetesトラブルシューティングについて書きます。

ここでは、Kubernetesのデプロイメント、レプリカセット、レプリケーションコントローラに関連するトラブルシューティング、デバッグ、モニタリングのタスクについて説明します。

1. デプロイメント、レプリカセット、およびレプリケーションコントローラのデバッグ

Kubernetesのデプロイメント、レプリカセット、レプリケーションコントローラーをデバッグするには、次の戦略を用います。

kubectl execを使用してポッドに接続する：kubectl execコマンドを使用して、デプロイメント、レプリカセット、またはレプリケーションコントローラーが管理するポッドでコマンドを実行することができます。ログ、環境変数、またはファイルシステムを確認するなど、ポッドを検査するのには便利です。

# Run a command in the pods for a deployment
kubectl exec -l app=mydeployment -- bash
# Run a command in the pods for a replica set
kubectl exec -l app=myreplicaset -- bash
# Run a command in the pods for a replication controller
kubectl exec -l app=myreplicationcontroller -- bash

kubectl port-forwardを使用してポッドに接続します。kubectl port-forward コマンドを使用すると、ローカルポートをデプロイメント、レプリカセット、またはレプリケーションコントローラで管理されているポッドのポートに転送することができます。ポッドで実行されているサービスやデータベースにアクセスする際に便利です。

# Forward a local port to a port in the pods for a deployment
kubectl port-forward -l app=mydeployment 8080:80
# Forward a local port to a port in the pods for a replica set
kubectl port-forward -l app=myreplicaset 8080:80
# Forward a…