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Kubernetesクラスタのための2021年のベストオープンソースモニタリングオプション(前半)
今回は長い記事なので、2回に分けて投稿いたします。今回は前半です。
アプリケーションの現在の状態を監視することは、本番環境における問題を予測し、ボトルネックを発見するための最も効果的な方法の1つです。しかし、現在、世界中のほとんどのソフトウェア企業が直面している最大の課題の一つでもあります。
なぜKubernetesがコンテナオーケストレーションの「事実上の標準」と言われるのか?
Kubernetesがコンテナエコシステムに旋風を巻き起こしていますが、それには理由があります。Kubernetesは、Googleが蓄積したコンテナオーケストレーションの経験を生かして設計した、プロダクション対応のオープンソースのプラットフォームです。
Kubernetesは、GitHubに58K以上のスターを持ち、世界中に2200人以上のコントリビューターがいます。アプリケーションの構築と実行の新しい方法に伴い、モニタリングとオブザーバビリティの戦略も変わる必要があります。
また、インフラプラットフォームと実行中のワークロードの両方のKubernetesを監視することは、day zeroを超えて進化し、本番環境に移行する際には、誰もがチェックリストに入れるべきことです。
What to Monitor in Kubernetes Cluster?
以下のようなKubernetesのポッド、ノード、クラスタレベルの指標をモニタリングしてみます。
- コンテナのCPUおよびメモリ使用量
- KubernetesポッドのCPUとメモリの使用状況
- ノードのCPUとメモリの使用状況
- 名前空間のCPUとメモリの使用状況
- クラスタのCPUとメモリの使用状況
- コンテナのCPUとメモリの使用状況
- ポッドのCPUとメモリの使用状況
- ノードのCPUとメモリのリクエスト
- ポッド、ノード、クラスタレベルでのCPUとメモリの制限
- Kubernetesのリソース容量
そこで今回は、Kubernetesで使用できる最も人気のあるオープンソースのモニタリングツールをご紹介します。
1. Prometheus
Prometheusは元々サウンドクラウドで作られた、モニタリングとアラートのツールキットです。開発コミュニティではかなり人気があります。現在は、CNCF(Cloud Native Computing…